2011年11月08日
人生 転機の日 その3 ヨーグルト
我が家の 朝食に ブレーンヨーグルトが 必ず のぼるようになったのは いつの頃からだったろうか? ナンピョン(=夫)が 朝食を作っていた頃だから かれこれ 13年ぐらい前か・・・・
毎朝 強制的に ブレーンヨーグルトが でるようになった。 うちら家族(夫を除いた)は、 みんな ヨーグルトが嫌いだった。
すっぱいだの、 まずいだの、 いやだの、 食べたくないとか、 毎朝 喧々ごうごうとなる。 アジュンマは、 たかが ヨーグルトのためではあったが 先頭に立って 訴えた。 が、 ナンピョンは 許してくれなかった。
「これが うまいんだ!」 といって スプーンを ぺろっと 舐め、 私らを一瞥し さも 勝ち誇ったように ニッと 笑った。 ブレーンヨーグルトごときで これほど うちらは ムキになる必要が あるのだろうか?

あれから 13年。 まずい、 嫌い、 すっぱい、の 峠をこえ、 今や ブレーンヨーグルトは うちの定番となってしまった。 ナンピョンの 執念が 実ったといえる。
そんな中 とある日、 牛乳配達の ネーネェーが、 「牛乳余ったら ヨーグルト 作ったらいいサァ」 といって ヨーグルト菌を ありがたいことに 勝手に置いて行ってくれたのが、 新しい展開の はじまりとなった。
ズバリ 牛乳は だぶついていた。
教えてもらった通り、 牛乳と ヨーグルト菌を混ぜて 常温に置いてみたら、 なんと豆腐が 固まるように、 きれ~いに うま~い具合に ヨーグルトが もののみごとに出来上がった。 出来ぐあいが良すぎて 感動のあまり それ以降は 牛乳が 余る、余らず、にかかわりなく せっせと 作るようになった。
こうなれば あとは アジュンマの リズムとなって、 当然 ヨーグルトが 量産体制に 突入することとなる。

しかし いかんせん、消費の 枠が 二人では 小さすぎる。
しょうがないので 勿論 私も 責任を取るが、 ナンピョンにも 当然 共同責任あり。
これ 当然 山盛り 大サービスとなる。
なのに ナンピョンは 遠慮して 「オレ 少しでいいから」 という。
まあまあ そういわずに たくさんあるから と、 アジュンマは 山盛りサービスを してあげることとなるが、 そのうち ナンピョンは、 気配を感じると、 オレ これぐらいで、 と 手で ヨーグルトの 侵入を すばやく 防ぐようになった。
なんでぇ? と 思う。 ヨーグルトごときで ヤマト盛り 上品さに こだわることは ないと思う。 余ってるんだから、 これぐらい なんでもない。
かくして 毎朝の 定番は ブレーンヨグルト に 加えて プラス
「遠慮しないで さぁさぁさ」 の掛け声 対 「おれ すこしでいいから」 の攻防戦が 続くこととなった。

いくら 感のにぶい アジュンマでも こう毎日続いたんじゃァ やっと 見えてくるものも ある。
「 ひょ、 ひょっとして ヨーグルトが き、 嫌いなの?」 だが、 ナンピョンは 「すこしが いいんだ」 と こたえるばかりだった。
「 ・・・そ、そうよね。 嫌いなわけないものね。 」
ひとまず アジュンマは その答えをきいて 安心した。
しかし スプーンの 先に ちょろちょろ 盛って チョビチョビ 食べるのは 相変わらずだ。
何故 「少しがいい」 のか 逆に なぞは 膨らむばかり。
どう考えても 「嫌い」 以外の理由が 思いつかない。
やがて、半信半疑の 毎朝が定番となり、やや 心理戦に 突入。

そして ある朝、 と言っても つい一週間前の話だ。
とうとう ナンピョンが 口を 開いた!
ナンピョンは ものすごく 言いたくないという感じで、 顔を ゆがめながらも、それでも とうとう 口にした言葉が、
「ほんとは、 オレ・・・・」
「・・・食べ過ぎたら・・・ ・・・げ、げ、 げぇ~っ! とするんだぁ~ぁ!!」
げぇぇぇ~~ぇっと 驚いたのは 私の方である。 じゅっ じゅう3年まえからぁ~!?!!?
人生最大の 裏切りだった。 13年もの間 こんなことが あっていいのだろうか?
わたしら家族 (夫をのぞいた)はいやだ、 食べたくないのと 相当 騒いだが、 少なくとも 誰一人 げぇ~っ とは しなかった。 その時 ナンピョンは すでに ひそかに、陰で げぇ~~っとしていたのだ。 こんな話が あっていいのだろうか?
あの時 先頭に立っていたアジュンマは 目先の ヨーグルトに とらわれず 大局的観点から ナンピョンの ヨーグルトの量を しっかり のぞきこむべきだった。
無念でならない。 ものすごい 悔しい。
ありえない話だ。 たかが ヨーグルトではあるが、 人生 逆転サヨナラ負け、 撃沈、をしたみたいな感じだった。

こうして 長い 歳月をついやして やっと 真実が 明らかになった。
しかし ブレーンヨーグルトごときに うちら家族は13年の 歳月を かける必要は あったのだろうか ?
「げっとする」の 一言を ここまで 出し惜しみする 必要があるのだろうか?

実際のところ ナンピョンは 少しでいい、 という 品目が かなり多い
しかし この事件以来、 アジュンマは 成長した。
1、いっぱいあるんだから 遠慮しないで さぁさぁさぁ は やめた。
2、ホントはきらいなんでしょう? という質問は 何の 意味もないことを悟った。
3、少しでいい という場合は、 詮索抜きで ただちに 従う。
こうして 何十年かの歳月を 共にしてきた 夫婦の食卓に、 また一つ 平和の ともしびが 追加された。
万が一 「これ苦手」という言葉が 夫の 辞書にあれば 新婚時代にでも すぐに 灯すことのできた平和ではあったが、 人生 急がば回れ、 まことに 無駄に まわりすぎた感のある ヨーグルト事件であった・・・
毎朝 強制的に ブレーンヨーグルトが でるようになった。 うちら家族(夫を除いた)は、 みんな ヨーグルトが嫌いだった。
すっぱいだの、 まずいだの、 いやだの、 食べたくないとか、 毎朝 喧々ごうごうとなる。 アジュンマは、 たかが ヨーグルトのためではあったが 先頭に立って 訴えた。 が、 ナンピョンは 許してくれなかった。
「これが うまいんだ!」 といって スプーンを ぺろっと 舐め、 私らを一瞥し さも 勝ち誇ったように ニッと 笑った。 ブレーンヨーグルトごときで これほど うちらは ムキになる必要が あるのだろうか?
あれから 13年。 まずい、 嫌い、 すっぱい、の 峠をこえ、 今や ブレーンヨーグルトは うちの定番となってしまった。 ナンピョンの 執念が 実ったといえる。
そんな中 とある日、 牛乳配達の ネーネェーが、 「牛乳余ったら ヨーグルト 作ったらいいサァ」 といって ヨーグルト菌を ありがたいことに 勝手に置いて行ってくれたのが、 新しい展開の はじまりとなった。
ズバリ 牛乳は だぶついていた。
教えてもらった通り、 牛乳と ヨーグルト菌を混ぜて 常温に置いてみたら、 なんと豆腐が 固まるように、 きれ~いに うま~い具合に ヨーグルトが もののみごとに出来上がった。 出来ぐあいが良すぎて 感動のあまり それ以降は 牛乳が 余る、余らず、にかかわりなく せっせと 作るようになった。
こうなれば あとは アジュンマの リズムとなって、 当然 ヨーグルトが 量産体制に 突入することとなる。
しかし いかんせん、消費の 枠が 二人では 小さすぎる。
しょうがないので 勿論 私も 責任を取るが、 ナンピョンにも 当然 共同責任あり。
これ 当然 山盛り 大サービスとなる。
なのに ナンピョンは 遠慮して 「オレ 少しでいいから」 という。
まあまあ そういわずに たくさんあるから と、 アジュンマは 山盛りサービスを してあげることとなるが、 そのうち ナンピョンは、 気配を感じると、 オレ これぐらいで、 と 手で ヨーグルトの 侵入を すばやく 防ぐようになった。
なんでぇ? と 思う。 ヨーグルトごときで ヤマト盛り 上品さに こだわることは ないと思う。 余ってるんだから、 これぐらい なんでもない。
かくして 毎朝の 定番は ブレーンヨグルト に 加えて プラス
「遠慮しないで さぁさぁさ」 の掛け声 対 「おれ すこしでいいから」 の攻防戦が 続くこととなった。
いくら 感のにぶい アジュンマでも こう毎日続いたんじゃァ やっと 見えてくるものも ある。
「 ひょ、 ひょっとして ヨーグルトが き、 嫌いなの?」 だが、 ナンピョンは 「すこしが いいんだ」 と こたえるばかりだった。
「 ・・・そ、そうよね。 嫌いなわけないものね。 」
ひとまず アジュンマは その答えをきいて 安心した。
しかし スプーンの 先に ちょろちょろ 盛って チョビチョビ 食べるのは 相変わらずだ。
何故 「少しがいい」 のか 逆に なぞは 膨らむばかり。
どう考えても 「嫌い」 以外の理由が 思いつかない。
やがて、半信半疑の 毎朝が定番となり、やや 心理戦に 突入。
そして ある朝、 と言っても つい一週間前の話だ。
とうとう ナンピョンが 口を 開いた!
ナンピョンは ものすごく 言いたくないという感じで、 顔を ゆがめながらも、それでも とうとう 口にした言葉が、
「ほんとは、 オレ・・・・」
「・・・食べ過ぎたら・・・ ・・・げ、げ、 げぇ~っ! とするんだぁ~ぁ!!」
げぇぇぇ~~ぇっと 驚いたのは 私の方である。 じゅっ じゅう3年まえからぁ~!?!!?
人生最大の 裏切りだった。 13年もの間 こんなことが あっていいのだろうか?
わたしら家族 (夫をのぞいた)はいやだ、 食べたくないのと 相当 騒いだが、 少なくとも 誰一人 げぇ~っ とは しなかった。 その時 ナンピョンは すでに ひそかに、陰で げぇ~~っとしていたのだ。 こんな話が あっていいのだろうか?
あの時 先頭に立っていたアジュンマは 目先の ヨーグルトに とらわれず 大局的観点から ナンピョンの ヨーグルトの量を しっかり のぞきこむべきだった。
無念でならない。 ものすごい 悔しい。
ありえない話だ。 たかが ヨーグルトではあるが、 人生 逆転サヨナラ負け、 撃沈、をしたみたいな感じだった。
こうして 長い 歳月をついやして やっと 真実が 明らかになった。
しかし ブレーンヨーグルトごときに うちら家族は13年の 歳月を かける必要は あったのだろうか ?
「げっとする」の 一言を ここまで 出し惜しみする 必要があるのだろうか?
実際のところ ナンピョンは 少しでいい、 という 品目が かなり多い
しかし この事件以来、 アジュンマは 成長した。
1、いっぱいあるんだから 遠慮しないで さぁさぁさぁ は やめた。
2、ホントはきらいなんでしょう? という質問は 何の 意味もないことを悟った。
3、少しでいい という場合は、 詮索抜きで ただちに 従う。
こうして 何十年かの歳月を 共にしてきた 夫婦の食卓に、 また一つ 平和の ともしびが 追加された。
万が一 「これ苦手」という言葉が 夫の 辞書にあれば 新婚時代にでも すぐに 灯すことのできた平和ではあったが、 人生 急がば回れ、 まことに 無駄に まわりすぎた感のある ヨーグルト事件であった・・・
Posted by アジュンマふきこ at 22:24│Comments(2)
│過ぎ去りし 日々
この記事へのコメント
으하하 그런거였군요^^아저씨 어떻게 그렇게 오랫동안 싫어하시는 티를 안 내시고ㅋㅋ모두를 깜쪽같이 속이셨네요^^B형이어서 가능하신거 아닐까요?ㅋㅋ
Posted by 메이카 at 2011年11月10日 21:13
B형 ! 맞다 ! 아 아 ~~ 그래서...... . 납득이 갔어요 !(^^)!
Posted by アジュンマ ふきこ at 2011年11月11日 08:39