2014年03月02日
沖縄に 戻ってきました

20日に ナンピョンが 沖縄から来てからというもの
怒涛のごとく
なにがなんだか
あたふたと 韓国を引き上げ
あっという間に 沖縄の帰途についてしまいました。
このブログは
沖縄へ帰る道すがら 仁川空港で書いています。
あいにく外は 霧がすごくて
このまま 飛行機が 飛べるのかなあと 心配になっています。
韓国最後の 5日間。
お別れの寂しさを感じるいとまもなく
うちら夫婦共通の友人たちと
最後の挨拶を兼ねた
一泊旅行や 食事会 などなどで
あっという間でした。
荷物の整理は その合間に何とか やり終えて
やっと 今日にこぎつけた感じです。
そのためか なんだか まだ沖縄に帰るという実感が 湧いてきません。
光州 東側にある 無等山(무등산)の朝日を眺めながら
中腹の古寺にて おにぎり朝食
中腹の古寺にて おにぎり朝食
光州の一泊旅行を すべて計画して 招待してくださった○○さんたち。
ナンピョンの 「5.18抗戦の現場を 一度は 訪れてみたい」
という希望をかなえてくださったのです。
小さい小旅行でしたが 様々な人たちとの出会いもありました。
20年間 キロギアッパ(子供を小さいうちから海外留学に送り 妻も一緒に ついていく。
夫はひたすら 働いて お金を送り続けるのみ)
をしていた大学教授だった方が、今は引退して
夫婦仲良く畑を耕しながら スローライフを おくっていらっしゃる、
そんな方もいました。
建築会社などしていて 羽振りもよく 地域の親分肌風のおっさんは
高麗時代、国防部長官級の祖先をもつ 名家の方でしたが
5.18関連のために 数年前までも 海外渡航禁止だったそうです。
30年間も そんな状態に置かれたなんて 驚きです。
スローライフの お宅。
ビニールハウスで 無農薬栽培、 野菜はほとんど自給自足。
太陽熱と地熱を利用した省エネ。
麦を醗酵させた甘い飲み物や コーヒーをごちそうになりました。
ビニールハウスで 無農薬栽培、 野菜はほとんど自給自足。
太陽熱と地熱を利用した省エネ。
麦を醗酵させた甘い飲み物や コーヒーをごちそうになりました。
それから 沖縄で 韓国語を教えてくれた 元留学生たちとの久しぶりの食事会。
また 沖縄の我が家に 11年前 ホームステイに きた元ホンイク大生の 3人組。
今や 農協に入ってよきパパになっていたり
貿易会社で活躍していたり、
やっと来月、結婚が決まったり
それぞれの11年を送りながらも
ずっと 私たち夫婦との親交が 続いています。
あれから 10年以上たちました。
それから ヨンヤンに行ったとき お世話になった スンミさんやヒジャ先生などとも会って
東大門の タッカンマリ(にわとり一羽 水炊き)店で
韓国最後の食事をしたのも つい昨日のことです。

東大門 タッカンマリ通りにある 明洞タッカンマリ店
ケチで どこか単純な 家主も
最後 部屋を出るときには にこにこして
無事に 保証金を 戻してくれました。
シャワーがぬるかったり
暖房が 悪いというのは
私が沖縄からきたために 特別寒がり屋で
そうなんだということに
いつのまにか なっていました。
前から 「オンチョン」 がどうのこうのと言っていましたが
沖縄は何か オンチョン ということらしいです。
そのまま訳すと 「温泉」ですが
温帯地域(実際は亜熱帯ですが)とかいう意味もあるのでしょうか?
まあ 家主とのバトルは 本気をだしつつも
どこか楽しいものがありましたがね。
光州近隣にある ソシェ園
自然を生かした 庭園。 民間の庭園の原型と言われている。
自然を生かした 庭園。 民間の庭園の原型と言われている。

授業で 시원섭섭하다 という言葉を習いましたが
今は 丁度そんな感じです。
ホッとすると同時に 名残惜しいという 複雑な気持ちのことです。
一通り 学校で習える 韓国語は 最後まで習い終わりました。
もちろん 実際に使えるというようなところまでは なかなか 到達していませんが
まあ 一区切り やり終えたなあ、という感じです。
後半は 本当に 韓国を楽しみました。
何べんも 旅行に行ったし
ミュージカルや映画もずいぶん見たし、
合間にボランティアも。
それから ソウルの 町めぐりにも こまめに参加したなあ、とおもいます。
屋根に乗っかている 動物みたいなの
やっとわかりました。
三蔵法師の ご一行なんだそうです。
やっとわかりました。
三蔵法師の ご一行なんだそうです。
そうそう 週一回 韓国語・日本語の交換学習会も続けました。
ちょうど 6か月というのは 私にとっては いい期間だったような気がします。
実際は 去年の3月から 3か月間韓国で過ごして 中3か月を置いて
また6か月 韓国で過ごしたので
ちょうど 約1年間 韓国と かかわってきた感じになります。
実際韓国に来てみて 意外だったのは
韓国に来ている日本人は 本当に 人 さまざまでした。
看護婦さんをやめて アルバイトしながら 気楽に 韓国生活を楽しんでいる人もいれば
韓国人の彼氏と出会って 結婚まで進みそうな人もいます。
目的は伺い知れないけれど 韓国語を学びながら
夫婦でエンジョイしていらっしゃる方も います。
若い人もいれば 私のようなアジュンマや アジョッシもいます。
老若男女問わず 韓国には 何か魅せられるものがあるんですね。
景福宮を ずっと奥まで行って 出たところすぐに 青瓦台がありました。
韓国留学の目的は?
と問われると はたと 答えに迷います。
だから 私も 敢えて 人様に 深く たずねませんでした。
目的がなくても 行ける国
行きたいから 行く国
そしてまた行きたくなる国、
それが 韓国かもしれませんね。
アジュンマもこの歳で よくもまあと
ずいぶん 驚かれたり、 お褒めにあずかりもしましたが
とんでもない、
単なる 「盲蛇に怖じず」
簡単に言えば 無鉄砲さのなせる業であり、
若いころから したいと思えば
後先も考えずに 実行してしまう アジュンマの単純さが
今回の韓国行きでした。
それを許してくれる ナンピョンも すごいものがありますが
ひたすら 感謝です。
「お父さんを 一人にするなんて」、という非難を 押し込んで
この母を 理解してくれた 子供たちにも もちろん 感謝です。
いつか こうした 子供たち家族も含めて
一家総勢で 韓国旅行に 出向きたいなあと思います。
ソウルまちめぐりで訪れた 景福宮
ずいぶん建物が 再建されていました。
ずいぶん建物が 再建されていました。

仁川空港で 書き始めた文章が
かんたんに 終わらなくて
気持ちが 言葉にならない もどかしさもあって
今日まで のびのびになっていました。
まだここが沖縄であるという実感が
伴っていないようです。
昨日のことです。
パン屋さんで 食パンを2.5センチの厚さに
スライスしてもらおうとしたときに
一瞬 心の中で 韓国語で 組み立てていました。
そして 気が付きました。
あっ、 日本語で言っていいんだ! と。
それで 日本語で お願いした後も
なんだかぎこちなくて
自分の 言葉が 間違っていないか 一瞬 チェックしていた自分がいました。
日本語なのに・・。
韓国で生活していた時
自分では気が付きませんでしたが
いつの間にか
こんな癖がついていたんでしょうね。
日本語が使えて ホッとしたというよりも
なんだか もう生活の中で
韓国語を使えない寂しさのようなものが こみあげてきました。
こうして 少しずつ 沖縄の生活に戻っていくのでしょうか。
韓国最後の日に泊まった 孝宣堂 (北村の韓屋)
以前 このブログで シャワーの調子がいまいちと書きましたが
今回は 完全に 良くなっていました。
以前 このブログで シャワーの調子がいまいちと書きましたが
今回は 完全に 良くなっていました。
Posted by アジュンマふきこ at 12:32│Comments(2)
│韓国語学留学中
この記事へのコメント
沖縄アジュンマ様
こんにちは。無事沖縄にお戻りになったのですね。
とても充実した韓国での生活だったということが文章より伝わってきました。
アジュンマの言うとおり何か魅せられる国ですよね。
言葉で表現するのは難しいのですが(^-^;
よく何故韓国語の勉強を始めたのか?を聞かれるのですが、うまく説明できずに困ってしまいます。でも魅かれたからという理由で今納得しました。
何かのためになるのか?と考えてしまうこともありましたが、自分の心のままに魅かれた感覚を大切にし今後も頑張ろうと思いました。
沖縄生活のブログも楽しみにしてますね。
こんにちは。無事沖縄にお戻りになったのですね。
とても充実した韓国での生活だったということが文章より伝わってきました。
アジュンマの言うとおり何か魅せられる国ですよね。
言葉で表現するのは難しいのですが(^-^;
よく何故韓国語の勉強を始めたのか?を聞かれるのですが、うまく説明できずに困ってしまいます。でも魅かれたからという理由で今納得しました。
何かのためになるのか?と考えてしまうこともありましたが、自分の心のままに魅かれた感覚を大切にし今後も頑張ろうと思いました。
沖縄生活のブログも楽しみにしてますね。
Posted by なな at 2014年03月05日 14:02
ななさんも 「韓国に 魅せられてしまった派」 ですね(^^)
言葉の勉強って その国の 文化とか、 思考方法とかが 見えてくるので
なんだか 興味が さらに湧いてきますよね。
やればやるほど 楽しいというか・・
そして実際暮してみると 奥が深いし
また 時には理解不能なこともあったりと。
同じように 韓国の人も 日本人に そう思っていることでしょう。
こうして だんだん お互いを 理解し合っていくんだなあと 思います。
言葉の勉強って その国の 文化とか、 思考方法とかが 見えてくるので
なんだか 興味が さらに湧いてきますよね。
やればやるほど 楽しいというか・・
そして実際暮してみると 奥が深いし
また 時には理解不能なこともあったりと。
同じように 韓国の人も 日本人に そう思っていることでしょう。
こうして だんだん お互いを 理解し合っていくんだなあと 思います。
Posted by アジュンマふきこ
at 2014年03月07日 00:21
