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2012年11月02日

沖縄南部広域宿泊体験

背のすらりとした、 まばゆいばかりの 神奈川の女子高生 3人組が、
ウチに 2泊していった。

何でも 「沖縄南部広域宿泊体験」 とかいうのが あって、

修学旅行を 言ってしまえば、 民泊中心の 体験学習に してしまえ! 

というものだ。

流行っているらしい。
地域おこしと からめた 一石二鳥を狙っている。

狙いはいいけれど
受け入れ側は、 ちょっと 「初めて」づくしで あたふたしてしまった。

台風で 壊滅状態の庭にくわえて、 
サボリに サボっている 掃除の おかげで

絶対に なにがなんでも アジュンマは やりたくなかった。


沖縄南部広域宿泊体験




しかし なぜか 乗り気のナンピョンと、 どこぞの 担当者の 押しで、 
結局は しぶしぶ 承諾させられてしまった。

こうして 苦難の 3日間を 迎えたわけだが・・・

沖縄南部広域宿泊体験


具志頭海岸 イノー



考えても よくわからない。

生活体験って いったって、 
何も うちは 沖縄らしい 沖縄生活をしているわけでもない、

ただの 家だ。 

ハルサー(畑仕事人) でも ウミンチュ(海人)でもない、 
かといって サラリーマンでもなく、 

老夫婦と 犬2匹の 全国共通的な ただの人の 生活。

沖縄まで来て こんな生活、 体験して なにか ためになるのかなあ? 
高校生活の最後、 これでいいのか?

なんだか申し訳なさが 先に立つ。


沖縄南部広域宿泊体験


ノッチ。  隆起していることがわかる。



アジュンマが できることといえば 
沖縄風の 食事ぐらいだから、 
そちらの方向で がんばって見ることにした。

ソーキ、 三枚肉、 ゴーヤ、 ふー料理、 ジーマミー、 もずく、 クーブ(昆布)、 パパイヤ、 海ぶどう、 かまぼこ、 ポーク、 ミミガー、 とうふ・・・

沖縄らしい食材を 選びに選び せっせと 料理にはげんだ。

女子高生だからといっても、 意に反して 何でも良く食べてくれる。 
ぱくぱく 面白いくらい 平らげてくれる。

アジュンマも 久々に 作りがいを 感じたのであった。 


沖縄南部広域宿泊体験


折れて 崩れた ノッチ



玉泉洞に行って、 エイサーや、 琉球石灰岩の 鍾乳洞 見学。
美々ビーチに ワンたちと 散歩に出かけ、 
帰りには 糸満の ファーマーズ(野菜の直売店)や 魚市場にも 寄った。

夜は たまたま 近所の 三線サークルの日だったので、 おじゃましてきた。 

案ずるよりは 産むが易し、

2泊3日とはいえ、 
初日は 夕方に迎え入れ、 最終日は 朝早くに出発という日程だったので、
実質は 中 一日だ。

こんな中に あれこれ てんこ盛りして、 結局は
なかなか いい体験が できたんじゃないか と思う。

沖縄南部広域宿泊体験


具志頭 ハナンダー。 川にかかる 自然の石橋(石灰岩)。 
人がこの上を 歩いている。



帰るときには いまどきの高校生といえども、 やはり 感極まって、 
大泣きし、 別れを 惜しんでくれる。 

3日でも 一緒にすごすと どうしても 情が わいてくるものだ。 
化粧ごってりでも やっぱり 中身は 女の子、 かわいくてしょうがない。 
アジュンマも ついつい もらい泣きしてしまった。

ましてや ナンピョン、 鼻の下が 伸びるくらい かわいかったに違いない。

沖縄南部広域宿泊体験


八重瀬町 屋宜家 (国の有形民俗文化財)
やぎや (沖縄そば屋)として 営業中



そして、
先日 お礼の メールが来た。

「沖縄の おじいちゃん、 おばあちゃん ありがとう」

そうか、
そうか・・・

「おじいちゃん おばあちゃん」 ・・・
そうか、そうか、

やっと わかった。
彼女らにとって、

「 きゃぁ~ 沖縄の おじい、 おばあと 暮らしちゃったぁ!!」  

ってことなんだぁ。


沖縄南部広域宿泊体験




大山鳴動して 猫一匹。 
何のことはない。

「おじい おばあがいる家庭」 体験。
 
さぞ いい体験だったに 違いない。
 
こうなれば 次回、
普段 食べもしないポーク缶を、 むりやり 料理することもなく、
 
おばあ路線で いっちょう やってみるとするか。

やるからには 白髪のかつらと 琉球絣、 それに島ぞうりは 必須。


なにせ 来年は、 南部地区だけで 3000人以上の 生活体験高校生を 本土から うけいれるらしいから。

沖縄南部広域宿泊体験





Posted by アジュンマふきこ at 00:49│Comments(6)八重瀬町
この記事へのコメント
こんにちは

楽しく読ませていただきましたよ~

受け入れ…大変お疲れ様でした。

受け入れ側(女性)の大変さが私だったら~もっと大変だぁ~

と思いました。


屋宜屋…
行きたい と思っている そば屋です。

オーナーが元JTAのパイロットです。

年内には、行きたいですよ~

ところで

来年の受け入れは?(笑)
シマゾーリ
ウケました(笑)

Posted by ルミ at 2012年11月03日 16:10
大変でもありましたが、 一年のうちの たった数日間 がんばればいいか~
と 思うことにしました。

うちの子供たちも ホームスティ させていただいたことがありましたので、
恩返しも ありました。

にしても 

孫 以外から いわれた 初体験、
祈念すべき おばあ道 突入でした!! 
Posted by アジュンマ ふきこ at 2012年11月03日 19:09
こんばんは。

凄いです。ホームステイ受け入れられたんですね~

色々大変でしたでしょう。お疲れ様でした。

沖縄でのホームステイというものが流行っているの知りませんでした。

高校生たちきっと心から感激したのだと思います。

写真もほんとに何時も素晴らしい。
癒されてます。

屋宜家一度行きましたよ。
いい感じですね。
Posted by グリーン2グリーン2 at 2012年11月03日 23:20
グリーン2さん、 こんにちは。

来年 3000人余り というのが 驚きですね。

八重瀬町の みどころ 無いようでいて、  結構 あるらしくて、
わたしも どんどん見に行かなくちゃあ!
と 思い始めています。

また少しづつでも 紹介していけたらなあと 思います。
Posted by アジュンマ ふきこ at 2012年11月04日 16:41
ふきこさん
  初めてお邪魔します。

  私の住む長崎佐世保の西の町でも 近隣の町でも流行っています。 
  ホームステイ。 
  数年前から・・。
  こちらでは 民泊(みんぱく)と呼んでいます。

  旅行会社が関与して非常に熱心です。

  都会の子供さんたちが
  農家や漁村等の田舎暮らしを味わっていきます。

  サラリーマンの我が家も 
  今はママになった三人の娘たちが独身の頃の
  今から9年ほど前に
  マレーシアの娘さん二人を12月に数日間預かりました。

  英単語を並べた会話で(もちろん我が家5人全員
   高校生の時に学んだ英語力しかない。) 勝負!!
  
  着物を着せてあげたり
  一緒にお鍋を囲んだり
  火の用心!と近所を回る消防自動車に頼み込んで乗せてもらったり
  ともに 言葉は通じなくても
  心をふれ合った楽しい思い出があります。

  ふきこさんと同じように
  かわいい15歳の異国の娘さんたちは
  抱きついて 涙を流して さようならをしました。

  とっても
  楽しかった・・・・・
 
  しかし 超が付くほど 頑丈な  丈夫な私が
  彼女たちを送り出した後 半日 寝込んでしまいました・・・ヨ!

  いつも
  いつも
  楽しく訪問させていただいています。

  貴女の洗練された文章と 写真  大好きです。


 
Posted by パールじゅんこパールじゅんこ at 2012年11月07日 00:59
パールじゅんこさん。
コメントありがとうございます。

じゅんこさんも ミンパク なさったんですね。^^
あとで ぐったり・・・フフ それ わかります^^

ところで 私も
じゅんこさんの ブログに  いつも お邪魔させて いただいているんですよ。 
毎回 感動を 受けています。 とても 考えさせられています。 
なのに コメントを なんて書いたらいいかわからなくて 
失礼しちゃってます・・ゴメンナサイ。
これからも 遊びに うかがいますので よろしくお願いします。
Posted by アジュンマふきこアジュンマふきこ at 2012年11月07日 21:12
 
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