韓国の伝統家屋である 「韓屋=ハノク 한옥」 に いっぺんは 泊まってみたかったのですが、 今回 やっと念願が かないました
♪~ ♫~北村 (= プクチョン 북촌) にある
ウリチブ (우리집=私たちの家) というところで 4日間 泊まりましたぁ~
北村は、 朝鮮王朝時代の 二つの 宮殿、 景福宮と 昌徳宮の間にある 地域で、 昔から 貴族や身分の高い人たちが住んでいたところです。
今でも 伝統建築様式で 建てられた 韓屋が残っていて 実際 人々が 暮らしています。
北村の風景。 迷路のように なっていて、 財界人の豪邸や、 歴史に登場する名士の家などが あったりする一方で、 刺繍や 凧、 漆、 組みひも、などの 伝統工芸所もあり、 また 現代アートのギャラリーや、 しゃれた コーヒーショップ、 手作り雑貨の店なども ぎっしり並んでいました。
ゆっくり見て回るとしたら 2日以上は かかると思いますが、 今回は 時間の余裕がなくて、北村の散策は 半日しかできなかったのが 残念でした。
で、 ここに 泊まりました。 4日 暮らしました。
この門は 簡単には 開きません。 男の力で 押しても駄目です。
体当たりをして 中に入ります。
何しろ 100年前の家ですから。
見取り図です。 客間に 泊まりました。 大門に 体当たりをしてから 中庭に 入り 客間に 上がります。 途中の 土間には
オンドルの 焚口があります。 今でも 木を 燃やしていました。
右側の部屋が 客間(サランバン=사랑방)。 左が中庭。 向こうに見えるのが 土間と 内門。
客間の 廊下。 右側が 泊まった部屋。 障子が ガタピシで 簡単に開きません。。 夜中に 人が、 トイレに行こうと ガタガタガタしたので、 私は 地震かと びっくりして 飛び起きて、 大声で 叫んでしまうという
失態も してしまいました!! 何しろ 100年前の家ですから。
部屋の中。 布団二つ敷くと ぎっしりになります。 床は オンドルになっています。
床下は 石になっていて 火を いっぺん焚くと 石の 保温力で
一晩中 ポカポカ ♫~ とても 気持ちいいです。 床には 韓紙 (和紙に似ている)が 10枚重ねて張られています。 つるつるしてます。 壁には 韓紙 5枚を 重ね張り。
客間から 母屋を見たところ。 宿の 女主人は 日本語が上手。 北村の 町おこしに 熱心で あれこれ忙しくして いらっしゃいました。 朝ご飯は 女主人に 連れられて 宿の近くの パン屋さんで 出来立てパンと コーヒー。
まあ おいしかったこと。 今回 韓国では おいしいパンと コーヒーには 不自由しませんでした。 韓国が 急激に 変化していて 驚きました
よくドラマに出てくる 中庭の 水道。 昔は ここで、 野菜の下準備や 洗濯や 顔洗いや 水浴びなどしていたのでしょう。
こうして 4日も暮らすと ウリチブは 本当に
ウリチプ=我が家 となって すっかり 体になじんで ゆったり くつろげました。
ホテルは いったんドアをあけて 中に入ると いかにも
「はい! 旅をしています」 と 超実感しますが、 ここは まったく違う 空間 でした。 韓屋は 人を どこか しあわせな気持ちにしてくれます。 沖縄の
瓦屋に 通じる あたたかさがあります。 今回 泊まって 本当に よかったなあと 思いました。
ただ残念だったのは 宿に 浴槽がなくて シャワーだけだったということです お風呂問題には 苦労しました。 建てつけの悪さは 100年前の家の体験として意義が ありましたが、(不思議なことに 要領よく開けられるようになってくる) お風呂問題は ネックとなります。 特に 寒い冬は・・・
次回 また行きますか? と 言われると お風呂問題が 解決したら・・・・・ と思います。
ウリチブは
安国駅からも近いし 食事するところもいっぱいあって立地は 最高です。 宿の主人もとても良い方で おしゃべりもはずんで・・・・、 ホント 言うところないんですが・・・
あっ 早々。 宿代
一部屋 一泊 100、0000ウォン (日本円 約7、100円) 二人は泊まれるので 一人あたりは 3,550円!! 二人で泊まると みりょくです。 一人ではちょっと 高いかも