一人旅 半人前

アジュンマふきこ

2013年11月16日 22:23

一人で 旅行していると 
日本人のアジュンマが なぜに 一人で?
と 思うらしくて
何かと話しかけられてきます。



今回の写真は 本文とは関係なく 10月26日 逍遥山(ソヨサン)初登頂時の写真です。


相手方は
話が伝わるのがうれしいのか
へたくそな 韓国語が面白いのか。

アジュンマにしたって 
だんまり一人旅の最中だから 
機会が訪れたら 大いに しゃべりたいほうです。

で、 いきおい 話が盛り上がります。

大概は 日本語ができる人が
日本人と話したがる傾向がありますが、

今回は アンドンで 韓国の奥様風な方に話しかけられたのが
収穫でした。



1号線 右端の終点 ソヨサンの駅は 登山客で ひしめきあっていました。
リュックを背負った 完全装備の 姿が目立ちます


市場のアジュンマや 食堂のアジュンマとは
もう 定番の会話ですので きらくに 行けますが
家庭の主婦らしき方とは 初めてでした。

アンドンの家庭料理として 知られている ソンクッス=
大豆の粉がすこしまざったカルグッスらしい(そうめんのような麺)、
が食べたくて

それらしき食堂をさがして やっと 入った時のことです。・・・



山の入り口の方では 紅葉祝祭の最中で その中の一つ
 野辺送りの 再現をしていました。
独特な 語り風な歌は 伝統保存会の方たちによるものでした。


実はこの食堂にたどり着くまでに
とっても親切すぎて ちょっとこまったさんアジョッシが
3軒 4軒、 同行 探し回ってくれて  
やっと 連れていってもらった 最後の食堂だったのです。

が、 残念なことに その食堂でも やってませんでした。

アジョッシが 店の主人に 大声で 事情を 話したりするもんですから
アジュンマ 一人目立ちで みなの視線が集中(汗)
昼時って たくさん お客さんいるじゃないですか。(泣)



まだ 始まったばかりの 紅葉


それで 気の毒に思ったのか
隣に座っていた奥さんが いろいろ話しかけてきてくれて
時間があったら 午後家に来ませんか?
って 言うんです。
もうびっくりですよね。

簡単にできるので ぜひ食べさせたい、 ですって!!





突然降ってわいた話に 頭が ついていくのがやっとでした。

作り話的な 旅行記でも
こうまで うまい話はないと思いませんか?



結構急激な坂が続く 険しい山(アジュンマにとっては)です。
たくさん人がぞろぞろ 登るので 勢いでついていきましたが 
高所の怖いアジュンマとしては 息切れと重なって 死ぬ思いでした。
一応記念写真も撮りましたが なにせ 人、 人、 人 
韓国の 登山ブーム 実感できました。


聞くところによると
大豆の粉を 3割ぐらい混ぜて作るんだそうですが
簡単にできるところを見ると 「すいとん」の麺風なものなのかな
ともおもいますが、
とっても気になりますよね。
食べたいですよね。

だし汁は それこそ 家庭の味だというんです。
じゃこだけもあれば 肉もあれもこれも入れて 味クータなものもある、
であれば
なおのこと 一から 作るところ 全部 見てみたいですよね。



たったの 440M と言わないでください。 
初めて 山頂に登った! 記念の山です。


今回の旅、 じつは 100%風来坊一人旅じゃなくて
それなりに ホテルを予約したりする 半計画性のある旅でした。
午後は 慶州(キョンジュ)に行く予定が入っています。

なにせ はじめての一人旅、
まだまだ 予定を 変更する 決断力がありません。
一歩が 踏みこめないんですね。
結局アジュンマ イチョンに続いて 
せっかくのチャンスなのに また 
「引っ込み思案」様になってしまいました(泣)



はるか下の方から 登ってくる 小さな人影も 見えますでしょう。 結構 たいへんなんです。


友達と 一緒だったら ええぃっ! って すぐ乗っちゃうのに
一人だと からっきし 意気地なしなんです・・
 
一人旅 まだまだ半人前ですね。



こんな 景色を見ながらの 登山 最高です




ところで皆さんの 「完全武装リュック」 の中身の秘密がわかりました。
マッコリが 必ず付いた 行楽トシラク(弁当)だったのです。
こんな木の下で 飲むマッコリ最高でしょうね。
でも 山頂で 達成感満杯の アジュンマ、 マッコリがなくても 充分幸せでした。
 隣りのグループのアジョシが くれたおもちの味は 忘れられません





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